10.消費税が減税されたらどうなるの?
参院選がありますが、各党消費税減税案が出てきています。
もし仮に消費税が0%になったら、不動産投資にどう影響があるか、考えてみたいと思います。
まず、店舗や事務所や駐車場の賃料、太陽光の売上は、消費税分だけ下がりますね。
もちろん、納付分も下がるわけですが、実際には、免税事業者(納付をしない)だけど、消費税込みで賃料を受け取っている人も多いので、そういう人には単純にマイナスですね。
ちなみに、私も店舗や太陽光があるので、マイナスの影響を受けますが、消費税減税に反対ということではありません。
これは、やはり景気対策として消費を上げていくべきなのに、消費税はそもそも消費を抑えるので、よくないかなと常々思っています。
さて、ここからですが、売買への影響です。
大きく影響があるのは、まず売却です。
売却はレジデンスでも建物の売却金額に消費税がかかります。
課税事業者にとっては、消費税はとてもとても思い税金なのです。
これが、消費税0%になったとすると、千載一遇の売却チャンスになります。
時限立法(例えば2年間だけとか)だとすると、その期間に売却が集中するかもしれません。
そうすると、値段を下げてでも売ろうかなと思う人も出てくるので、中古の不動産価格がちょっと下がるかも?
ただ、消費税がなくなり、しばらくすると、景気が回復するでしょう。
そうすると、金利ももう少し上がる?
そうすると、不動産価格の上昇一服?
とはいえ、不動産価格が大幅に下がることはないでしょう。
新築に関しては物価上昇や人件費高騰は進むと思うので、建築費はそんなに抑えれない。
インフレに伴い、新築価格は上がっていくのかな。
今もこの傾向はありますが、新規参入がだんだん難しくなってくるのかな。
融資の引ける人、自己資金を出せる人が利回り低くても新築、中古を買っていくのかな。
昔(10年前)は良かったな〜。と、10年間言い続けている気がします。
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