25.ふるさと納税はいくらまで?
税金払うくらいなら、特産品が欲しい!
ふるさと納税の計算の仕方ご存知でしょうか?
「住民税の2割!」と言いたいのですが、実はもっと多いです。
ふるさと納税は、「寄付」です。
ですので、寄付控除になります。
すると、
①寄付金額×所得税率だけ、所得税が減ります。
②寄付金額×住民税率だけ、住民税が減ります。
ただし、これだけだけでは、寄付金額×税率分だけ税金が減っただけで、手出しはありますよね。
そこで、ふるさと納税は、①と②に加えて
③寄付金額−①−②−2,000円
を作りました。
(2000円は自己負担という意味です)
この③を、特例分と呼びます。
実は、この③の特例分の上限額が、「住民税の2割」なのです。
ですので、ふるさと納税の金額(寄付金額)の上限額が住民税の2割ではありません。
そして、肝心のふるさと納税の上限額の求め方はこちらです。
(ふるさと納税の上限額)
住民税の2割÷(90%−所得税の限界税率)+2,000円
つまり、その年の所得を見積って、算定することになります。
なお、塩田会計事務所では、顧問先様との打ち合わせで、今年のふるさと納税の上限額の予測を行い、それに沿ってふるさと納税を行なってもらっています。
