8.中古建物の耐用年数は何年?
前回は新築建物の耐用年数を紹介しました。
ほとんどの人は勘違いしてしまっているので、是非最後までお読みください。
まず、中古建物の耐用年数は簡単な計算式で求めることが可能です。
中古の耐用年数=新築時の法定耐用年数−既経過年数+既経過年数×20%
(例:RC築20年の場合)
47-20+20×20%=31年
と、なります。
まず、勘違いの1つ目は、「法定耐用年数−既経過年数」と思っている方です。
融資の借入期間はこの計算式なので、中古耐用年数もそうだと思っている方がいるのですが、そうではありません。
既経過年数×20%を加算します。
まあ、それはそうですよね。
そうしないと、法定耐用年数越えの建物は0年になってしまうので。
あと、築年数が法定耐用年数を超えた場合は、法定耐用年数×20%になります。
•木造なら、22年×20%=4.4年→4年
•RCなら、47年×20%=9.4年→9年
と、なります。
そして、ほとんどの方が勘違いしていることなのですが、中古の耐用年数をもとめる上記の計算式は、あくまで「簡便法」です。
多くが簡便法を使っているのは事実ですが、「絶対そうでないといけない」ということではありません。
原則は、「見積法」になります。
この建物何年持つかなーと見積るということになります。
ただし、恣意性が入ってしまって、実態と乖離していたり、税金を不当に下げてしまうような見積もりは否認されますのでご注意ください。
じゃあ具体的にどうやって見積もるの?
そういうのは、「これならいける!」「これはダメ!」という明確な規定はありません。
うちの事務所でどうやっているか、そういった情報は、LINEで発信していこうかなと思います。
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(登録してもらうと、消費税の難しいお話を複数回に分けてお送りしますので、是非学んでみてください)