70.売却益を売上に
本来、固定資産の売却は特別損益になります。
なぜなら、固定資産は長年その法人で利用するためのものなので、「固定資産を売る」という行為は毎年あるものではないから。
だから、毎年発生する経常利益とは別に、特別損益とされる。
しかし、固定資産の売却益がたくさん出たとき、税金がたくさんかかるので、経費や役員報酬を増額するケースがある。
その経費や役員報酬は、特別損失ではなく、通常の人件費や販管費というものに分類され、経常利益を下げてしまう。
結果、経常利益がマイナスになる。
経常利益がマイナスだと金融機関評価が悪くなる。
そのため、固定資産の売却を売上に持っていけば解決する!と思い、売上にすると実は金融機関評価が悪くなる。
悪くなるというか、「売却も本業なのね、じゃあ賃貸業だけじゃないね」という理屈になり、融資が受けにくくなる。
「経常利益をよくしたらいい」という前に、「その決算書が会社の状態を正しく表している」という大前提を大切に。
